■ 概要
レプチン(Leptin)は、主に脂肪細胞から分泌されるホルモンであり、食欲抑制およびエネルギー代謝の調節に関与する。体脂肪量に応じて分泌され、視床下部に作用して「満腹シグナル」として働く。
■ 分泌部位
- 脂肪組織(脂肪細胞)
■ 標的器官
■ 主な作用
① 食欲抑制
- 満腹中枢を刺激
- 摂食行動の抑制
② エネルギー代謝
- 基礎代謝の亢進
- 脂肪分解の促進
③ 体重調節
- 体脂肪量に応じたフィードバック調節
■ 分泌調節
① 促進因子
- 脂肪量増加
- 過食
② 抑制因子
- 飢餓状態
- 体脂肪減少
■ グレリンとの関係
- レプチン:食欲抑制
- グレリン:食欲促進
- 両者が食欲をバランス調整
■ 生理学的ポイント
- 「満腹ホルモン」
- 脂肪量の情報を脳に伝える
- 長期的な体重調節に関与
■ 異常と病態
① レプチン抵抗性
- 肥満(レプチンが効かない状態)
② 分泌低下
- 過食傾向
- 体重増加
■ 東洋医学的関連
レプチンは食欲および代謝調節に関与するため、東洋医学では「脾」の運化作用と「胃」の受納機能と関連づけて考えられる。
過食や肥満は「痰湿」や「脾虚」として捉えられ、食欲異常は「肝気鬱結」による影響も考えられる。
■ 鍼灸臨床との関連
食欲異常や肥満に対しては、脾胃の機能改善と気の巡り調整が重要となる。
- 脾胃の調整(足三里・中脘など)
- 代謝促進(天枢など)
- 肝の調整(太衝など)
過食、肥満、食欲異常に対しては、「消化機能の改善」と「代謝調整」を意識した施術が有効となる。
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