■ 基本情報
- 分類:神経ペプチド(タキキニン系)
- 主な作用:痛覚伝達・炎症反応の促進
■ 分布
■ 作用
- 痛覚伝達:侵害刺激(痛み)を中枢へ伝える
- 炎症促進:血管拡張・血管透過性亢進
- 神経原性炎症:局所炎症反応の誘発
- ストレス反応:情動・不安にも関与
■ 受容体
- NK1受容体:主な作用受容体
■ 合成・分解
- 合成:神経細胞内でペプチドとして合成
- 分解:酵素により分解(エンドペプチダーゼなど)
■ 臨床との関連
- 慢性疼痛:サブスタンスP増加 → 痛みの持続
- 炎症性疾患:炎症増強に関与
- ストレス・不安:情動との関連
■ 東洋医学的関連
- 「痛み=不通則痛」との対応:
サブスタンスPによる痛覚伝達は、「気血の停滞により痛みが生じる」という概念と一致 - 「瘀血」との関連:
炎症や循環障害による痛みは「瘀血」として捉えられる - 「熱」との関連:
炎症反応(発赤・腫脹)は「熱証」と対応 - 病理的状態:
過剰 → 慢性疼痛・炎症(瘀血・熱・気滞)
持続 → 痛みの慢性化
■ 鍼灸との関連
- 鎮痛作用: 鍼刺激によりサブスタンスPの放出が抑制され、痛みの伝達を低下させる
- 抗炎症作用: 神経原性炎症の抑制に寄与
- 経絡との関連: 痛みの伝導経路は経絡の「不通」と対応して理解可能
- 臨床応用:
- 慢性疼痛
- 筋痛
- 関節痛
- 炎症性疾患
■ まとめ
サブスタンスPは痛覚伝達と炎症に関わる重要な神経ペプチドであり、痛みの発生と持続に深く関与する。
過剰になると慢性疼痛や炎症を引き起こす。
東洋医学では「不通則痛」「瘀血」「熱」と関連づけて理解でき、鍼灸による鎮痛・抗炎症作用の重要なターゲットである。
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