■ 概要
カルシトニン(Calcitonin)は、甲状腺の傍濾胞細胞(C細胞)から分泌されるホルモンであり、血中カルシウム濃度を低下させる作用を持つ。主に骨に作用してカルシウムの沈着を促進し、カルシウム代謝の調節に関与する。
■ 分泌部位
- 甲状腺(傍濾胞細胞:C細胞)
■ 標的器官
■ 主な作用
① 骨への作用
- 破骨細胞の働きを抑制
- 骨吸収の抑制
- 骨へのカルシウム沈着促進
② 腎臓への作用
- カルシウムの尿中排泄促進
■ 作用のまとめ
- 血中カルシウム濃度を低下させる
■ 分泌調節
① 促進因子
- 血中カルシウム濃度上昇
② 抑制因子
- 血中カルシウム濃度低下
■ パラトルモン(PTH)との関係(重要)
- カルシトニン:血中カルシウムを下げる
- パラトルモン(副甲状腺ホルモン):血中カルシウムを上げる
- 両者は拮抗的に働く
■ 生理学的ポイント
■ 異常と病態
① 分泌異常
- 大きな臨床症状は出にくい
② 関連疾患
■ 東洋医学的関連
カルシウム代謝や骨の維持は、東洋医学では「腎」の主骨作用と深く関連すると考えられる。
骨の弱化や変形は「腎虚」として捉えられ、特に加齢による変化は「腎精の不足」として理解される。
■ 鍼灸臨床との関連
骨代謝や加齢変化に対しては、腎の補益を中心とした治療が重要となる。
- 腎の補益(太谿・腎兪など)
- 骨・関節の調整(局所治療)
- 全身の気血調整
骨粗鬆症や慢性の骨・関節症状に対しては、「腎精の補充」を意識した施術が重要となる。
0 件のコメント:
コメントを投稿