■ 定義
急性腎炎とは、腎臓の糸球体に急性の炎症が生じ、 濾過機能が障害される疾患である。 代表的には急性糸球体腎炎(特に溶連菌感染後)がある。
■ 原因
- 感染後(溶連菌感染後)
- ウイルス感染
- 自己免疫反応
■ 病態
感染などを契機に免疫複合体が糸球体に沈着し、 炎症反応を引き起こす。 これにより糸球体の透過性が亢進し、 血尿や蛋白尿が出現するとともに、 濾過機能低下により水分・塩分が体内に貯留する。
■ 症状
- 血尿(コーラ色尿)
- 浮腫(特に顔面・眼瞼)
- 高血圧
- 尿量減少
■ 検査
- 尿検査(血尿・蛋白尿)
- 血液検査(腎機能・補体低下)
- 抗体検査(ASOなど)
■ 西洋医学的治療
- 安静・食事療法(塩分制限)
- 降圧薬
- 利尿薬(浮腫対策)
- 原因治療(感染対策)
■ 東洋医学的解釈
● 基本病態
● 証別分類
■ 鍼灸アプローチ
● 治療方針
- 水分代謝の調整
- 腎機能の補助
- 浮腫の軽減
- 全身状態の安定
● 主要経穴
● 配穴例
● 手技
- 軽刺激(急性期配慮)
- 補瀉併用
- 全身調整中心
■ 鍼灸適応と注意点
● 適応
- 回復期の体調管理
- 軽度浮腫
- 慢性移行予防
● 注意(最重要)
- 急性期は医療管理優先
● レッドフラッグ
- 急激な浮腫増悪
- 著しい高血圧
- 尿量減少(乏尿)
- 呼吸困難(肺水腫)
※重症例は入院管理が必要
■ まとめ
急性腎炎は糸球体の免疫性炎症により濾過機能が障害される疾患であり、 血尿・浮腫・高血圧を特徴とする。 鍼灸は回復期の補助として有効であるが、 急性期は適応外であり、医療管理が最優先となる。
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