痛風(高尿酸血症:Gout / Hyperuricemia)まとめ

■ 定義

高尿酸血症とは、血中の尿酸値が上昇した状態であり、 尿酸が関節や組織に結晶として沈着し炎症を起こすと痛風発作を生じる。


■ 原因

  • 尿酸産生過剰
  • 尿酸排泄低下(最も多い)
  • プリン体の多い食事(肉・魚・アルコール)
  • 肥満
  • 遺伝

■ 病態

尿酸はプリン体代謝の最終産物であり、 血中濃度が上昇すると結晶化する。 この尿酸結晶が関節内に沈着すると、 免疫反応が引き起こされ急性炎症(痛風発作)が発生する。


■ 症状

  • 激しい関節痛(典型:母趾MTP関節)
  • 発赤・腫脹・熱感
  • 夜間発症が多い
  • 無症候期を挟んで再発

■ 合併症

  • 痛風結節(慢性)
  • 腎障害(尿酸腎症)
  • 尿路結石
  • 動脈硬化

■ 検査

  • 血液検査(尿酸値)
  • 関節液検査(尿酸結晶)

■ 西洋医学的治療

  • 急性発作時
    • NSAIDs
    • コルヒチン
  • 慢性管理
    • 尿酸降下薬(アロプリノールなど)
  • 生活習慣改善
    • 食事制限(プリン体)
    • 禁酒・節酒
    • 水分摂取

■ 東洋医学的解釈

● 基本病態

● 証別分類


■ 鍼灸アプローチ

● 治療方針

  • 炎症の鎮静
  • 疼痛緩和
  • 代謝改善
  • 再発予防

● 主要経穴

● 配穴例

● 手技

  • 急性期:軽刺激(強刺激は避ける)
  • 慢性期:中等度刺激

■ 鍼灸適応と注意点

● 適応

  • 慢性期の管理
  • 再発予防
  • 軽度疼痛緩和

● 注意(レッドフラッグ)

  • 激烈な初発関節炎(感染性関節炎の鑑別)
  • 発熱
  • 腎機能低下

※急性期は医療機関での薬物治療が優先


■ まとめ

痛風は尿酸結晶沈着による急性炎症性関節炎であり、 生活習慣との関連が強い疾患である。 鍼灸は慢性期の体質改善や再発予防に有効であり、 食事・生活管理との併用が重要である。

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