■ 定義
末梢神経障害とは、脳・脊髄以外の末梢神経が障害され、 感覚・運動・自律神経機能に異常を生じる状態である。
■ 分類
● 障害部位による分類
- 単神経障害:1本の神経障害(手根管症候群など)
- 多発神経障害:左右対称性に多発
● 病態による分類
- 軸索障害
- 脱髄障害
■ 原因
- 糖尿病(最も多い)
- ビタミン不足
- アルコール
- 自己免疫疾患
- 圧迫障害
- 感染
■ 病態
末梢神経の軸索や髄鞘が障害されることで、 神経伝導が低下または遮断される。 その結果、感覚異常・筋力低下・自律神経症状が出現する。
■ 症状
● 感覚障害
- しびれ
- 感覚低下
- 疼痛
● 運動障害
- 筋力低下
- 筋萎縮
- 反射低下
● 自律神経障害
- 発汗異常
- 起立性低血圧
- 消化器症状
■ 検査
- 神経学的検査
- 神経伝導検査
- 血液検査(糖尿病・ビタミン)
■ 西洋医学的治療
- 原因治療
- 血糖管理
- 栄養改善
- 薬物療法
- 鎮痛薬
- 神経障害性疼痛治療薬
- リハビリテーション
■ 東洋医学的解釈
● 基本病態
● 証別分類
■ 鍼灸アプローチ
● 治療方針
- 神経機能回復促進
- 血流改善
- 疼痛緩和
- 筋機能維持
● 主要経穴
● 配穴例
● 手技
- 軽〜中等度刺激
- 局所+全身調整
- 継続治療が重要
■ 鍼灸適応と注意点
● 適応
- 慢性しびれ
- 神経障害性疼痛
- 筋緊張異常
● 注意(レッドフラッグ)
- 急速進行性麻痺
- 呼吸筋障害
- 膀胱直腸障害
※進行性神経障害は専門医評価が必要
■ まとめ
末梢神経障害は末梢神経の伝導障害によって、 感覚・運動・自律神経症状を呈する疾患群である。 鍼灸は血流改善や疼痛緩和、神経機能回復補助に有効であり、 原因疾患の管理と併用することが重要である。
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