■ 定義
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とは、 SARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)による感染症である。 主に呼吸器症状を引き起こすが、 全身のさまざまな臓器に影響を及ぼすことがある。
■ 原因
- SARS-CoV-2感染
主に飛沫感染、エアロゾル感染、 接触感染によって広がる。
■ 病態
ウイルスが気道や肺の細胞に感染し増殖することで、 炎症反応が起こる。 重症例では肺炎や全身性炎症が進行し、 呼吸不全を引き起こすことがある。
■ 主な症状
- 発熱
- 咳
- 咽頭痛
- 鼻汁
- 全身倦怠感
- 頭痛
- 筋肉痛
- 嗅覚障害
- 味覚障害
- 呼吸困難
■ 重症化リスク
- 高齢者
- 糖尿病
- 心疾患
- 慢性肺疾患
- 肥満
- 免疫抑制状態
■ 合併症
- 肺炎
- 呼吸不全
- 血栓症
- 心筋炎
- 脳血管障害
■ 後遺症(Long COVID)
- 倦怠感
- 息切れ
- 集中力低下
- 味覚障害
- 嗅覚障害
- 睡眠障害
■ 検査
- PCR検査
- 抗原検査
- 胸部画像検査
■ 西洋医学的治療
- 対症療法
- 抗ウイルス薬
- 酸素療法
- ステロイド療法(重症例)
- 支持療法
■ 予防
- ワクチン接種
- 手洗い
- 換気
- 咳エチケット
- 十分な休養
■ 東洋医学的解釈
● 基本病態
- 温病:感染性熱病
- 風熱:急性発熱
- 湿邪:倦怠感・重だるさ
- 肺気虚:呼吸機能低下
- 気陰両虚:後遺症
● 証別分類
- 風熱証:発熱・咽頭痛
- 湿熱証:倦怠感・咳
- 肺気虚:息切れ
- 気陰両虚:後遺症
■ 鍼灸アプローチ
● 基本方針
- 回復期支援
- 呼吸機能補助
- 自律神経調整
- 体力回復
● 主要経穴
● 配穴例
● 手技
- 急性発熱期は施術を控える
- 回復期中心に実施
- 軽刺激〜中等度刺激
■ 鍼灸適応と注意点
● 適応
- 回復期の倦怠感
- 息切れ
- 睡眠障害
- 自律神経症状
- Long COVIDの補助療法
● 注意(レッドフラッグ)
- 呼吸困難
- 胸痛
- チアノーゼ
- 意識障害
- SpO₂低下
※急性期や呼吸状態悪化時は医療機関での治療を優先する
■ まとめ
新型コロナウイルス感染症は、 SARS-CoV-2による呼吸器感染症である。 発熱や咳だけでなく、 嗅覚・味覚障害や全身症状を伴うことがある。 重症化すると肺炎や呼吸不全を引き起こし、 回復後も後遺症が残る場合がある。 鍼灸は主に回復期や後遺症に対する補助療法として活用される。

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