■ 定義
アレルギー疾患とは、 本来は無害な物質(アレルゲン)に対して、 免疫反応が過剰に起こることで症状を生じる疾患群である。
■ 主なアレルゲン
- 花粉
- ダニ
- ハウスダスト
- 食物
- 薬剤
- 動物
■ 病態
アレルゲンが体内に入ると、 IgE抗体を介して肥満細胞(マスト細胞)が活性化される。 その結果、 ヒスタミンなどの化学伝達物質が放出され、 炎症や過敏反応が生じる。
■ アレルギー反応の分類
● Ⅰ型アレルギー(即時型)
- IgE関与
- 数分〜数時間で発症
- 花粉症・喘息・蕁麻疹など
● Ⅱ型アレルギー
- 自己抗体による細胞障害
● Ⅲ型アレルギー
- 免疫複合体沈着
- SLEなど
● Ⅳ型アレルギー(遅延型)
- T細胞関与
- 接触性皮膚炎など
■ 主なアレルギー疾患
- 気管支喘息
- アレルギー性鼻炎(花粉症)
- アトピー性皮膚炎
- 蕁麻疹
- 食物アレルギー
- アナフィラキシー
■ 主な症状
- くしゃみ
- 鼻水
- 咳
- 皮膚掻痒
- 発疹
- 呼吸困難
■ アナフィラキシー
急激な全身性アレルギー反応であり、 血圧低下や呼吸困難を伴う重篤状態である。 緊急対応が必要となる。
■ 検査
- IgE測定
- 特異的IgE検査
- 皮膚テスト
- 好酸球増加
■ 西洋医学的治療
- 原因回避
- 抗ヒスタミン薬
- ステロイド薬
- 抗アレルギー薬
- 重症例:アドレナリン
■ 東洋医学的解釈
● 基本病態
● 証別分類
■ 鍼灸アプローチ
● 基本方針
- 免疫調整
- 過敏性軽減
- 炎症軽減補助
- 体質改善
● 主要経穴
● 配穴例
● 手技
- 慢性例では継続施術
- 軽〜中等度刺激
- 体質改善目的で灸法も用いる
■ 鍼灸適応と注意点
● 適応
- 慢性鼻炎
- 喘息の補助療法
- アトピー体質
- 慢性掻痒
● 注意(レッドフラッグ)
- 呼吸困難
- 血圧低下
- 意識障害
- アナフィラキシー
※アナフィラキシーは緊急対応が必要
■ まとめ
アレルギー疾患は、 免疫反応の過剰によって多様な症状を引き起こす疾患群である。 IgEやヒスタミンが重要な役割を担い、 喘息・花粉症・アトピーなどが代表的である。 鍼灸は体質改善や慢性症状緩和の補助療法として用いられる。

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