くも膜下出血(Subarachnoid Hemorrhage:SAH)まとめ

■ 定義

くも膜下出血とは、脳表のくも膜下腔に出血が生じる疾患であり、 主に脳動脈瘤の破裂によって発症する。


■ 原因

  • 脳動脈瘤破裂(最も多い)
  • 脳動静脈奇形(AVM)
  • 外傷

■ 病態

動脈瘤が破裂すると血液がくも膜下腔に広がり、 髄膜刺激症状を引き起こす。 また、血管攣縮により二次的な脳虚血が生じることがあり、 重篤な神経障害の原因となる。


■ 症状

  • 突然の激しい頭痛(雷鳴頭痛)
  • 意識障害
  • 嘔吐
  • 項部硬直(髄膜刺激症状)
  • けいれん

■ 検査

  • CT(初期診断)
  • 腰椎穿刺(キサントクロミー)
  • 血管造影(動脈瘤確認)

■ 西洋医学的治療

  • 再出血予防
    • クリッピング術
    • コイル塞栓術
  • 血管攣縮予防
  • 全身管理(血圧・脳圧)

■ 東洋医学的解釈

● 基本病態(中風

  • 風:急性発症
  • 火:激しい症状・出血
  • 肝陽上亢:背景因子
  • 瘀血:出血後の停滞

● 証別分類


■ 鍼灸アプローチ

● 治療方針

  • 後遺症の改善
  • 神経機能回復
  • 血流改善
  • 再発予防

● 主要経穴

● 配穴例

● 手技

  • 急性期:禁忌(医療優先)
  • 回復期:中等度刺激
  • 慢性期:機能回復目的

■ 鍼灸適応と注意点

● 適応

  • 回復期リハビリ
  • 慢性期後遺症
  • 体調管理

● 注意(レッドフラッグ)

  • 突然の激烈な頭痛
  • 意識障害
  • 項部硬直
  • 嘔吐

※雷鳴頭痛は緊急搬送


■ まとめ

くも膜下出血は動脈瘤破裂による致死的疾患であり、 突然の激しい頭痛を特徴とする。 鍼灸は急性期には適応外であり、 回復期・慢性期の機能改善やQOL向上において補助的役割を担う。

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