腱鞘炎(Tenosynovitis)まとめ

■ 定義

腱鞘炎とは、 腱とそれを包む腱鞘の間で炎症が生じ、 疼痛や運動障害を引き起こす疾患である。 手指や手関節に多く発症する。


■ 好発部位

  • 手関節(ドケルバン病)
  • 手指(ばね指)

■ 原因

  • 手指の使いすぎ(オーバーユース)
  • 反復動作
  • スマートフォン・PC作業
  • 更年期・妊娠出産
  • 糖尿病・関節リウマチ

■ 病態

反復使用によって腱と腱鞘の摩擦が増加し、 炎症や肥厚が生じる。 その結果、腱の滑走障害が起こり、 疼痛や運動障害を呈する。


■ 代表疾患

● ドケルバン病

  • 母指側手関節の疼痛
  • 親指運動で悪化

● ばね指

  • 指の引っかかり
  • 伸展時に弾発現象

■ 症状

  • 運動時痛
  • 圧痛
  • 腫脹
  • 動かしにくさ
  • ばね現象

■ 特徴的検査


■ 検査

  • 理学検査
  • 超音波検査
  • X線(鑑別目的)

■ 西洋医学的治療

  • 安静
  • 装具固定
  • NSAIDs
  • ステロイド注射
  • 手術療法(重症例)

■ 東洋医学的解釈

● 基本病態

● 証別分類


■ 鍼灸アプローチ

● 治療方針

  • 炎症軽減
  • 疼痛緩和
  • 筋緊張調整
  • 局所循環改善

● 主要経穴

● 配穴例

● 手技

  • 急性期:軽刺激
  • 慢性期:筋膜調整併用
  • 過刺激に注意

■ 鍼灸適応と注意点

● 適応

  • 慢性疼痛
  • 手指運動障害
  • オーバーユース症状

● 注意

  • 急性炎症期は安静優先
  • 反復負荷改善が重要

■ まとめ

腱鞘炎は腱と腱鞘の摩擦による炎症性疾患であり、 オーバーユースとの関連が深い。 鍼灸は疼痛軽減や循環改善に有効であり、 安静や動作改善と併用することが重要である。

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