■ 定義
蕁麻疹とは、 皮膚に一過性の膨疹(ぼうしん)とかゆみが出現する疾患である。 ヒスタミンなどの化学伝達物質による血管反応が関与する。
■ 特徴
- 突然出現する膨疹
- 強いかゆみ
- 数時間以内に消失しやすい
- 再発を繰り返すことがある
■ 原因
- 食物
- 薬剤
- 感染
- ストレス
- 寒冷・温熱刺激
- 原因不明(特発性)
■ 病態
肥満細胞(マスト細胞)が活性化されることで、 ヒスタミンが放出される。 その結果、 皮膚血管の拡張と血管透過性亢進が起こり、 膨疹やかゆみが生じる。
■ 主な症状
- 膨疹(みみず腫れ様)
- 掻痒(かゆみ)
- 発赤
- 灼熱感
■ 分類
● 急性蕁麻疹
- 発症から6週間未満
- 食物・感染関連が多い
● 慢性蕁麻疹
- 6週間以上持続
- 原因不明が多い
● 物理性蕁麻疹
- 寒冷
- 温熱
- 圧迫
- 日光
■ アナフィラキシーとの関連
重症例では呼吸困難や血圧低下を伴い、 アナフィラキシーへ進行することがある。
■ 検査
- 問診
- アレルギー検査
- 血液検査
■ 西洋医学的治療
- 抗ヒスタミン薬
- 原因回避
- ステロイド(重症例)
- 重篤例:アドレナリン
■ 東洋医学的解釈
● 基本病態
● 証別分類
■ 鍼灸アプローチ
● 基本方針
- 掻痒軽減
- 過敏反応調整
- 自律神経調整
- 体質改善
● 主要経穴
● 配穴例
● 手技
- 軽刺激中心
- 急性発作時は過刺激回避
- 慢性例では体質改善重視
■ 鍼灸適応と注意点
● 適応
- 慢性蕁麻疹
- ストレス関連悪化
- 掻痒軽減
- 再発体質改善
● 注意(レッドフラッグ)
- 呼吸困難
- 喉頭浮腫
- 血圧低下
- アナフィラキシー
※呼吸器症状を伴う場合は緊急対応が必要
■ まとめ
蕁麻疹は、 ヒスタミン放出による皮膚血管反応によって、 膨疹とかゆみを生じる疾患である。 急性と慢性があり、 抗ヒスタミン薬と原因回避が治療の中心となる。 鍼灸は掻痒軽減や自律神経調整、 体質改善の補助療法として用いられる。

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